準絶滅危惧種イチョウウキゴケ、広く分布 琵琶博調査

 環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に分類されている植物、イチョウウキゴケが、滋賀県内では広く分布していることがこのほど、琵琶湖博物館の調査で分かった。


 イチョウウキゴケは、イチョウの葉のような形をした全長1センチ前後のウキゴケ科の水草で、田んぼや用水路などで見られる。琵琶湖博物館は昨年5月から9月にかけ、県民から調査員を募り、各地で調査を行った。
 その結果、イチョウウキゴケは湖西地域ではほぼ全域で見られ、川を覆い尽くしている光景も見られた。一方、湖南地域では南になるほど少なくなった。
 芦谷美奈子学芸員は「調査員の詳細な調査によって判明した。滋賀県には昔ながらの環境がまだ残っているのかもしれない。越冬の時期にも水田や用水路に水があることが、生息につながっている可能性がある」と話している。
 調査結果は、同博物館常設展示室ほか同博物館ホームページでも公開している。
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