<ほっとするニュース>“びわ”トープ 完成 絶滅危惧種の繁殖研究に

 滋賀県彦根市高宮町のブリヂストン彦根工場に、琵琶湖の環境に近いビオトープに整備した「びわトープ」が完成し、絶滅危惧種のカワバタモロコの繁殖研究が始まった。5年後には繁殖のめどをつけ、将来的には琵琶湖への放流も視野に入れて活動するという。【松井圀夫】


 びわトープは、福利厚生エリアの池周辺を拡張し、約750平方メートル(水深20〜80センチ)。湖水を100トン以上入れた循環式で、ヨシを植えて内湖の役割をする小さな池、水路で結んだ田んぼや畑なども造り、周辺環境を琵琶湖に近づけた。
 ここに体長1・5〜3センチのカワバタモロコ約50匹を放流した。カワバタモロコはコイ科の魚。かっては琵琶湖や内湖に多く生息したとされるが、河川や水路改修、ブラックバスなどの外来魚による捕食で激減した。
 同工場では、04年から琵琶湖の水環境保全を掲げて「びわ湖生命(いのち)の水」プロジェクトに取り組んでいる。今回は三重大大学院の海洋個体群動態学研究室などの協力でカワバタモロコ繁殖の環境づくりや復活に向けた調査を進める。
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