知っておきたい!
現代バスフィッシングの基礎知識  <ver.1.1>

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あ行

アイ(eye):
ラインとルアー(またはワームフック)を結ぶ丸い輪の部分。
主に、ルアーの頭の先についていることが多い。ハードベイトの場合、ラインを結ぶ“ラインアイ”とフックがボディーと連結されている“フックアイ”がある。ルアーによっては、このラインアイにリングがついていて、リングがある場合は、リングにラインを結ぶ。ない場合は、直接ラインを結ぶ。フックアイにもリングがついていることが多いが、フックアイに変わってヒートンが使用されていることもある。

アウトサイド・エッジ(outside edge):
本来はウイードやストラクチャー、チャネルなどのオフショア側のエッジを指す。ただし、岸から離れているウイードエリアなどの場合は、エッジの総称として用いられることもある。

アキュラシー(accuracy):
狙ったスポットに正確にルアーを送り込むこと。
その際の精度の高さを表す言葉として用いられることも多い。

アクティブ/ インアクティブ(active/ inactive):
高活性/ 低活性のこと。バス釣り用語として、しばしば用いられる。

アピールカラー(appealing color、appealing pattern):
小魚などを模した自然なカラーのルアーに対して、自然会では見られない派手なルアーのカラーを指す。生物を模したカラーは、ナチュラル系と称することが多い。ナチュラルカラーも参照に。

アンダーショットリグ(under-shot rig):
シンカーをラインの先端にセットし、フックをその上5〜30cmくらいのところにセットするリグの1つ。このリグが流行しはじめたころ、関東エリアでよく使われていた呼び名。basswaveでは混乱を避けるために、ダウンショットリグと統一する。また、トップページ、「ベーシックリグ」からダウンショットリグの章を参照。

移動式ウエイトシステム(movable weight system):
プラグ、特にプラスチック樹脂製のルアー内部にあるメインウエイトがキャスト時とリトリーブ時に、ルアー頭部(または腹部)からテール部に位置に移動し、重心を移動させることによって、キャスタビリティー、アクション、スイミング姿勢を向上させたウエイトシステムを指す。移動式ウエイトシステムは、80年代後期〜90年代初期にかけて国内メーカーが研究を重ね、より一層キャスタビリティーを向上させるために考案された。現在はアメリカのメーカーにも広まっている。また、メーカーによってその呼び方が異なり、ウエイトムービング機構(ラッキークラフト社・フラッシュミノー、ステイシーに採用)や慣性バランサーシステム(メガバス社・ドッグX、ポップXに採用)、多目的重心移動システム(メガバス社・ディープX)、複合重心移動システム(メガバス社・グリフォン)、多重心移動システム(エバーグリーン社・コンバットクランク)やアーチ型フルサイズ重心移動システム(エバーグリーン社・スピンムーブシャッド)などがある。この他にも多くのメーカーが独自の名称をつけ、パテントを取っていることが多い。この移動式ウエイトシステムと対照的なのが、固定式ウエイトシステムだ(固定式ウエイトシステムを参照)。

インディアナブレード(indiana blade):
ブレードの項を参照。

インビジブル・ストラクチャー(invisible structure)
目には見えないストラクチャー。水中に没したストラクチャーのこと。

ウイード(weed):
本来、英語では、「生えてほしくないところに出た植物」の意味が含まれ、簡単にいえば「雑草」のことだ。しかし、バスフィッシングでは、水生植物(冠水植物、沈水植物)を総称してウイードと呼ぶ場合があるが、アングラーによって異なる。いわゆる、藻である。その種類には、クロモ、カナダモ、キンギョモ、エビモなど多く、フィールドにおけるコンディションでバスが好むウイードが日替わりする。

ウイードパッチ(weed patch):
冠水植物を指す。俗にパッチといわれている。英語的にパッチとは「貼るもの」という意味がある。意味合いとしては、パッド(pad)の同意語。そのため、大きな意味合いとしては、ウイードパッチ=リリーパッドと考えても間違いではない。

ウイードベッド(weed bed):
ウイードでできたベッドのように、冠水植物や沈水植物が水面直下で密集しているスポット。

ウイードポケット(weed pocket):
ウイードベッドやその他のウイードが密集するスポットで、何らかの影響からウイードに切れ目や穴が開いたようになった部分。「穴が開く」ということから、ウイードホールと呼ぶアングラーもいる。

ウィグリング・アクション(wiggling action):
「ウィグル」という英単語には「クネクネ動く」という意味があり、ソフトベイトであれハードベイトであれ、ステディーリトリーブした際にルアーが左右にクネクネと動くアクションのこと。ボディーを左右に回転させながら動くので、日本では一般的に「ローリング・アクション(rolling action)」と呼ばれることが多い。

ウィローリーフブレード(whillowleaf blade):
ブレードの項を参照。

ウエーダー(wader):
水の中に立ち込んで釣るために履く防水用の長靴兼ズボン。股の付け根までのものや腰まであるもの、また胸まであるものもある。バス釣り以外の釣りでも使用されることも多い。

ウエイイン(weigh-in):
トーナメントで釣れた魚を検量すること。

ウォールアイ(walleye):
パーチ(perch)科の魚で、目が大きいのが特徴。体色は全体的にシルバーだが、パーチ系ということもあり、イエローやグリーンがかった部分もある。鋭い歯をもつフィッシュイーターだ。また、北米原産のパーチ科の魚ではもっとも大きくなる。アメリカではバス釣りをしているときにウォールアイが釣れるというケースもあるが、基本的にウォールアイの生息水深はバスより深いため、頻繁に混同して釣れるということは少ない。アメリカではバスと並んで、ゲームフィッシュとして重宝され、ウォールアイ・フィッシング・トーナメントも存在する。食用魚としても人気が高い。

ウォブリング・アクション(wobbling action):
「ウォブル」という英単語には「不安定な・震える」の意味があり、ルアーがスイミング時に左右に振れて泳ぐさまを指す。ウィグリングがボディーを左右に回転させながら動くのに対し、ウォブリングはボディー中部からテールにかけて、左右に「お尻を振りながら」泳ぐアクションをいう。

エッジ(edge):
ウイードやストラクチャーの端のこと。ブレイクのエッジをショルダー(肩)と呼ぶこともある。特にウイードエッジの場合は、“アウトサイド・エッジ”のようにパターンとして注目されるスポットだ(アウトサイド・エッジも参照に)。

エリア(Area):
バスフィッシングにおいてエリアとは、アングラーが「ここで釣りをしよう!」と選んだ周辺の“場所”を指す。いわゆる「スポット」や日本で用いられる「ポイント」より広い水域を指す。

エレキ、またはエレクトリック・モーター(electric motor):
ボートをバッテリーの電力で推進させる道具。正式名称は、トロウリング・モーター(trolling motor)。

オフセットタイプ(off-set type of hook):
フックの項を参照。

か行

噛み潰しオモリ(split-shot):
スプリットショットの項を参照に。

ガーグリング(gargling):
スピナーベイトのリトリーブ・テクニックの1つ。水面にブレードが出るか出ないかの状態でリトリーブすることで、ノイズを発生させる。バジング(buzzing)と呼ぶアングラーもいる。

カーリーテール(curly tail):
ワームのタイプ。テールがカールしているのが特徴だ。

カケアガリ(break、drop off):
水中の傾斜面。

カスミ(Kasumi):
茨城県霞ヶ浦の略称。日本で2番めに大きい湖。W.B.S.の主戦場。

カバー(cover):
ストラクチャーが密集していて、バス自身が隠れられる状態になっているスポット。水生植物が密集しているところをカバーと指す場合も多い。

冠水植物(floating grass、patch、pad):
ハスやヒシモのように根はボトムに固着するが、葉が水面に浮かび広がった水生植物のこと。

キャスタビリティー(castability):
簡単にいえば、飛距離のこと。キャストのアビリティー(能力)、いわゆるキャストをするにあたり、遠くに飛ぶ(または飛ばせられる)能力を持っていることをいう。

キャナル(canal):
水路。運河。小川。流れ込み。ドレインの項も参照に。

キャロライナリグ(Sounth Carolina rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からキャロライナリグの章を参照。

グライダーシンカー(glider sinker):
基本的にはギジット系チューブワームに使用するシンカーで、オフセットフックと一緒に使用する。チューブの中に入れて使う。

グラビンバズ(grubbing buzz):
ノーシンカーでセットしたグラブを水面で“ピロピロピロ〜”とリトリーブして使用するメソッド。テールがピロピロして、その引き波でバスを魅了する。プロアングラーの河辺裕和が提唱した。

グラブ(grub):
意味としては“イモムシ”だが、一般的には寸胴のボディーにカーリーテールがついたタイプのワームを指す。代表的なアイテムは、ゲーリー・ヤマモト・カスタムベイツ社のグラブがある。

クリーク(creek):
小川。流れ込み。ドレインの項も参照に。

クリーチャーベイト(creature baits):
ミミズや小魚、ザリガニのようなベイトフィッシュを模したものではなく、創造されたシェイプをもつソフトベイトの総称。ズーム社のブラッシュホッグで火がついたことから、日本では「ホッグ系」とも呼ばれる。

グレード表記(notation of grades):
ルアー界で「グレード表記」といえば、中古・アンティーク・アイテムの取引(トレード&売買)に使用されているアイテムの状態を示す表記。別表を参照

ケイプ(cape):
ナチュラルレイクやリザーバーで大きく突き出た岬状の地形。

ゲイプ(gape):
フックのフックポイントとシャンクの間の部分。

固定式ウエイトシステム(fixed weight system):
プラグにおけるメインウエイトが一ヶ所で固定させているウエイトシステム。もっとも古典的でクランクベイトに使用されている。現来、プラグはすべて固定式ウエイトシステムを採用していたが、現在では移動式を特定のルアーに採用するメーカーが増えている。

コロラドブレード(colorado blade):
ブレードの項を参照。

コンディション表記(notation of condition):
「グレード表記」の項を参照。

さ行

サーチベイト(search bait):
パイロットルアーの項を参照。

サウスキャロライナ・リグ(South Carolina rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からキャロライナ・リグの章を参照。

サスペンド(suspend):
1) 魚やルアーが一定のレンジでステイしている状態を指す言葉。2)ルアーのサスペンドモデルの場合、サスペンドをSPと表記することもある。

サブサーフェイス(sub-surface):
水面直下。水面直下というのは、バス釣りにおいて重要なレンジの1つである。

ジグヘッド(jig head):
フックのアイの下あたりやシャンクなどに最初からオモリが溶接されたタイプのフックの総称。ソフトベイトをセットするだけで、リグが完成する。そのオモリの位置やシェイプによって、使用するシチュエーションが変わる。時代背景としては、1980年代中期以降からゲーリー・ヤマモト社のグラブが爆発的な人気を獲得すると、そのグラブを使用するメソッドとして、ラウンドヘッドやアーキーヘッドが注目された。また、90年代初期に入り全国的に「バスがスレはじめた」と言われたころから、スライダーヘッドをはじめ、多くの小型軽量ジグヘッド(1/16ozサイズなど)が注目されはじめた。

●アーキーヘッド (arch form Head)
●スイミングヘッド (swimming head)
ヘッドシェイプが平たく、スイミング中にこの面に水流が当たると左右にキビキビとした揺れを作る。クランクベイトのリップと同じ役割を果たしている。
●スライダーヘッド (Slider Head)
チャーリー・ブリューワー(Charlie Brewer)が考案し、開発したスライダーワームにセットするジグヘッドとして、彼が考え出したもの。ゲイプも小さく、スライダーワームのように、スレンダーなストレートワームとセットで使用できる。また、基本的に他のジグヘッドと異なった部分は、ジグヘッドの中でも数少ないオフセットタイプになっているところだろう。そのため、ストラクチャーの回避率は非常に高いウイードの上をトレースするには最適のアイテムといえる。
●ダートヘッド (dart head)
「左右にワームをダートさせるから、ダートヘッド」という解釈もあるが、一説にはダーツゲームのダーツが由来。チューブ系ワームの中に入れてアイをワームから突きだして使用するほか、スレンダーなストレートワーム、特に4in以下の短いワームで使用するケースが多い。
●チューブヘッド (tube head)
チューブ系ワーム専用に開発されたジグヘッド。チューブワームの中に入れて使用する。●フットボールヘッド (football head)
横に膨らんだフットボールのフォルムが、ボトムで横に倒れない。そのため、ボトムフックを上にして立つものもある。ゆえに、ボトムバンピングに最適といわれている。
●ランドヘッド (round head)
ヘッドがラウンド(球型)のため、こう呼ばれる。ベーシックなジグヘッドの形状だ。もっともオーソドックスで使いやすい。

ジグヘッドリグ(jig head rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からジグヘッドリグの章を参照。

ジグミノー(jig minnow):
ミノーのリップを取ったシンキングタイプのルアー。

システム・クランク(system crankbait):
1) 基本的に同じシェイプを持ち、リップの長さや角度、大きさなどで潜行深度を変えたクランクベイトのこと。代表的なルアーには、スミス社のハスティー・シリーズやディプシードゥー・シリーズがある。2)シャローからディープまで幅広く攻略できるように、いろんな潜行深度別のルアーをあらゆるメーカーからチョイスして、1つのシステムとしてのコンビネーションを作るバスフィッシング・パターンの考え方。

ジャークベイト(Jerk bait):
ジャークという英語には「痙攣、反射運動、急激に動く、ぎゅっと引く」という意味があり、アメリカのバスフィッシング・シーンでは、手首を返して動かせるルアーを総称してジャークベイトと呼ぶが、一般的にはミノープラグのことを指す。ソフトベイトのジャークベイトは、ソフトプラスチック・ジャークベイトと呼ぶアングラーもいる。

シャッド(shad):
アメリカでバスのベイトフィッシュとして知られる魚で、ニシン科に属する。スクールを作って泳ぐのが特徴。純粋なシャッドは大西洋に生息し、スポーニングの時期になると河川に遡上して産卵するが、河川からレイクに入り、その場に居着いて淡水域で一生を終えるシャッドもいる。また、シャッドは日本に生息していない。バスのベイトフィッシュとして頻繁に名前が挙がるのは2種が知られている。その2種とは、スレッドフィン・シャッド(Threadfin Shad・学名 Dorosoma petenense)とギザード・シャッド(Gizzard Shad ・学名Dorosoma cepedianum)。前者はおもに北米南部に分布し、6〜8inまで成長する。後者は北米全土とカナダでも生息し、12〜18inにまで成長する。この他、シャイナー(shiner)といわれる魚もバスのフードソースには欠かせないベイトフィッシュで、ライブベイト(生きエサ)でバスを釣る際に使用されることも多い。

シャンク(shank):
フックの軸部分の名称。英語としては、“足”や“シャフト”、“茎”の意味がある。どの解釈にせよ、正解だろう。ちなみに、スピナーベイトのアームをシャフトと呼ぶ人もいる。

浚渫(dredged pit):
淡水域(湖、池、川など)の砂利を掘ってできた溝や跡。

仕様表記(notation of specifications):
ルアーに使用されているパーツ、リグやプロペラなどを簡略化した表記。別表を参照

ショーダウン(show down format):
一部のBASSトーナメントで採用されていた大会の開催形式。レイクを分割し、制限されたエリアで制限時間釣りをして、時間がくると次ぎのエリアへ移動する方式。以前開催されていたメガバックス大会でも採用されていたルールでもある。

ショートバイト(short bite):
ショートには「手前、足りない、達しない、欠ける」という英語の意味があり、バスが低活性でバイトした感覚がロッドにも伝わりにくく、フックアップにいたらない状態。

スイベル(swivel):
サルカンともいう。金属でできたアイテムで、ラインとラインの連結やラインとルアーの連結に使用する重要なもの。スイベルは基本的にリグ(仕掛け)が回転してラインがヨレるのを防ぐ役割があるので、キャロライナリグを使用するときなどに最適である。また、スナップつきのタイプはラインとルアーの連結によく用いられ、ワンタッチのルアーチェンジに一躍かってくれる。

スイミングヘッド(swimming head):
ジグヘッドの項を参照。

スティックベイト(stick bait):
ソフトプラスチック・スティックベイトの項を参照。

ステインド・ウォーター(stained water):
恒常的に水に色がついた状態の水質を指す言葉。アメリカ南東部ではサイプレスツリー(cypress tree、和名イトスギ)から染み出るタンニンによって水が色づく状態が知られており、一見真っ黒だが実際には紅茶のように色がついた状態であり、よく見ると透明度は高い。これより、基本的にはクリアーウォーターであり、泥などの流入によって一時的に透明度が低下した状態を指すマディーウォーターとは区別される。また、東南アジアではピート(泥炭層)によって同様の現象が起こっている水域の水をブラックウォーターと呼び、熱帯魚の生息に適した弱酸性を示すことからアクアリウムの世界では重要視されている。

ストラクチャー(structure):
バスが身を隠せられる、身を寄せられる障害物。水生植物、岩、倒木など自然によってできた障害物をナチュラル・ストラクチャー(natural structure)といい、テトラポッド、杭、防波堤、取水塔など人為的にできた障害物をマンメイド・ストラクチャー(man-made structure)という。

ストレートタイプフック(straight type of hook):
フックの項を参照。

スプリットショット(split shot):
俗にいう“噛み潰しオモリ”のこと。丸い球状のオモリの真ん中にスレッド入っていて、ラインをそこに噛ませて“噛み潰す”とラインを挟んでオモリになる。中にはその割れ目にラバーがついている仕様のタイプがあり、これを使用するとラインを傷つけてラインブレイクを減少できる。ウエイトサイズも多く、そのシチュエーションによって使いわけが可能。一般的には鉛製のものが多いが、最近ではタングステンで作られたタイプも存在する。

スプリットショットリグ(split shot rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からスプリットショットリグの章を参照。

スポーニング(spawning):
産卵のこと。スポーニング前の状態をプリスポーン(pre-spawn)、スポーニング後の状態をポストスポーン(post-spawn)という。人によって、ポストスポーンをアフタースポーンと呼ぶ場合もある。ラージマウスバスの場合、水温15度で産卵をはじめるといわれている。このため、春に水温が12〜16度くらいの状態をプリスポーンからポストスポーンと呼ぶのが一般的だ。砂地のボトムにオスのバスがスポーニングベッド(ネストとも呼ばれる)を作り、その後メスがベッドに入ってきて産卵する。産卵後、メスは退去し、オスが卵や稚魚を保護する。

スポッテッドバス(spotted bass):
ラージマウスバスによく似たバスの一種で、オハイオ州からミシシッピー州に広がる河川が原産地。成長度は他の種に比べて低く、3〜4ポンド(1.5〜2kg)がアベレージ。スポーニングの時期を除けば、1年を通してディープエリアで生活している時期が長く、回遊性も高い。口が硬くフッキングが難しいといわれ、同サイズならラージマウスより引きが強いといわれる。“テネシーバス”や“ケンタッキーバス”、“スポッツ”と呼称されることもある。

スポット(spot):
アングラーが「ここにキャストしよう!」と思われる小さな場所。Ex.「あのスポットにワームを送り込んだら、50cmオーバーが釣れたんです」。

スモールマウスバス(smallmouth bass):
ラージマウスに比べ、低水温の湖沼や河川に生息するバスの仲間。その名のごとく口が小さい。ラージマウスほど大きく成長しないものの、同サイズの場合はスモールマウスの方が引きが強いといわれている。スモールマウスは体色がブラウンで、口端が眼より前方に位置する。アメリカではブラウニー(browny)とも呼ばれる。

スライダーヘッド (slider head):
ジグヘッドの項を参照。

ズル引き(bottom-crawling):
テキサスリグやラバージグにおけるアクションの1つ。ボトムをこれらのルアーでピョンピョンさせず、ただひたすらボトムをズルズルと引くだけの方法。特に小手先のテクニックもいらず、ビギナー向けといえるが、実はボトムからルアーを離さずにズルズルするのは、非常に難しい。

セカンダリー(secondary):
「第2級の〜」の意味。プライマリーを参照に。

潜行深度(diving range):
ルアーが水中でカバーできる深さ。

ソフトプラスチック・スティックベイト(soft plastic stickbait) :
棒状のスティック系ワームを俗にスティックベイトと呼ぶ。正式にはソフトプラスティック・スティックベイト。ソフトプラスティック・ジャークベイトと呼ぶアングラーもいる。代表的なアイテムは、ランカーシティー(Lunker City)社のスラッゴー(Slug-Go)をはじめ、リバーサイド(Riverside)社のトップガン(Top Gun)、最近ではプロショップのポパイからリリースされているスイーパースティックやゲーリーヤマモト・カスタムベイツ(Gary Yamamoto Custombaits)のセンコー(Senko )がある。

ソフトベイト(soft bait、soft plastic bait):
ソフトプラスチック素材で作られたルアー。一般的には、ワームと呼ぶ。アメリカではワームのことを“プラスチック・ワーム”と呼ぶ人も多い。なぜなら、一般人の中でワームとはミミズのことを指すためだ。ちなみに、ミミズのことは、“ライブワーム(live worm)”と呼んでいることが多い。

た行

ダートヘッド(dart head):
ジグヘッドの項を参照。

ダウンショットリグ(down-shot rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からダウンショットリグの章を参照。

ダウンショット用シンカー(Down-shot sinker):
ダウンショットリグがポピュラーになり出したころから多く発売されている、同リグ向けに開発されたシンカー。現在では多彩なシェイプのものも多い。素材には、鉛、ブラス、タングステンといろいろなものがある。

ダズラー(dazzler):
ラメがボディーにカラーリングの一部として施してあること。


タングステンシンカー(tungsten sinker):
次世代マテリアルとしてシンカーなどの使用に注目されるタングステンを使用したシンカー。形状はバレットシンカーと同様。タングステンは高比重であるため、飛距離、沈下速度も上がる。通常のシンカーと比べ、高比重なので同じ重さのでも小さなものを使用可能となる。ゆえに、ストラクチャー回避率を向上する。

タングステン樹脂(synthetic resin of tungsten):
タングステンは高比重であるため高温で焼結加工するのだが、加工が難しく、価格が高くなってしまう。そのため、ユーザーとしては購入しづらいものでもある。それを改元したのが、タングステン樹脂といわれている。タングステン樹脂は、低価格であるパウダー状のタングステンと樹脂を加工し、成型したもの。この加工であれば比重を気密に加工段階でコントロールすることもでき、難しい形の成型も可能になる。


チェーンフック(chain hook):
ワイヤーで繋がれた2本(もしくはそれ以上の)フックがワームに埋め込まれた状態になっているフック。代表的なアイテムとしては、ドゥーナッシング・ワームやウエスティー・ワームなどがある。

チャートリュース(chartreuse):
蛍光黄緑色のこと。ルアーのカラーリングによく使われる。リキュールのチャートリュースが名前の由来。

チューブヘッド(tube head):
ジグヘッドの項を参照。

抽水植物(water plant、water grass、bush):
根はボトムに固着しているが、葉や茎の一部が水面から出て生育する植物。アシなど。

チョン掛け(nose hooking):
フックをワームにセットするときの名称。針先だけをワームのボディーに“チョン”と引っかけるだけの状態やセットの仕方。

沈水植物(submerged grass):
水中で生育する植物。

常吉リグ(Tsune-kichi rig):
シンカーをラインの先端にセットし、フックをその上5〜30cmくらいのところにセットするリグの1つ。このリグが流行しはじめたころ、関西エリアでよくいわれていた呼び名。「常によく釣れて、釣果が吉に転ぶ」ことから“ツネキチ”と呼ばれるようになったらしい。現在でもこの呼び名を使用するアングラーも多いが、basswaveでは混乱を避けるために、ダウンショットリグと統一する。また、トップページ、「ベーシックリグ」からダウンショットリグの章を参照。

ティンセル(tinsel):
ピカピカ光る薄い金属片で、ルアーにはそれをさらに裂いてスピナーベイトやラバージグのスカートとともに使用される。

ティップ(tip):
サオ先。

テーパー(taper):
ロッドの調子のこと。先調子のものをファーストテーパー、エキストラ・ファーストテーパー、胴調子のものをスローテーパー、先と胴の間で曲がるのがレギュラー、またもう少しバットよりで曲るものをパラボリックテーパーと呼ぶ。それぞれの曲がり具合によって、適した用途が異なる。また、テーパーとは、「先細の、だんだん細くなる」の意味がある。

テキサス・リグ(Texas rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からテキサスリグの章を参照。

テクトロ(trolling by walk):
陸ッパリのとき、ルアーをショアライン沿いにキャストし、自分が歩くことでルアーをトロウリングしている状態を作るテクニック。「テク」とは関西弁でいう「歩く」のこと。

デッドスティッチング(dead-stitching):
ストレートタイプのワーム、特にソフトプラスチック・スティックベイトのノーシンカーリグに用いられるテクニックで、ロッドティップを煽り、フリーまたはスライド・フォールさせるメソッド。ワームを弱った(または死んだ)魚が沈んでいくさまを表現する。

デッドスロー(dead slow):
ルアーをゆっくりとリトリーブすること。また、ボートを超低速で走らせる際にも用いられる。英語には、「エンジンが止まるほど遅い」という意味がある。

テレスコピック(telescopic):
振り出し式のロッド。可動式の望遠鏡(telescope)が語源らしい。

ドゥードゥリング(doodling):
テキサスリグのシンカーとフックの間にビーズを挟み、ロッドティップを細かく振るわせてカチカチと音を発生させるテクニック。要するにシェイキング。アメリカ西海岸を中心に活躍するプロアングラー、ドン・アイビーノ(Don Iovino)が普及させたテクニック。

トゥイッチング(twitching):
ミノープラグにおける代表的なアクションの名称。英語のトゥイッチには、「ピクピク動く、痙攣する」の意味がある。

ドラッギング(dragging):
トロウリング・モーターや風、流れなどを使ってボートを流し、ルアーを一定のレンジでトレースするテクニック。

ドレイン(drain):
小さな水路。湖沼に流れ込む、湖沼から流れ出る排水口を指す。また、岩の間から流れ出る小さな流れ込みをこう呼ぶことがある。この呼び名はおもにアメリカ西海岸で使用されることが多く、それ以外の地域でインカミング・ウォーター(incoming water:流れ込み)のことを総称して“クリーク(creek)”と表現されることが多い。規模の大きなリザーバーでは、メインとなる流れ込み部分を“クリーク・アーム(creek arm)”と呼ぶこともある。また、ナチュラルレイクが多いフロリダではこれらの流れ込みを総称して“キャナル(canal)”ということが多い。フロリダのフィールドは、河川の流れ込みによって形成されるレイクがほぼ皆無で、湧き水からなるレイクが多い。そのため、人工的に掘って作ったキャナルを“水路”としている。

ドロップショットリグ(drop-shot rig):
ダウンショットリグの別称。アメリカではダウンショットリグをこのように呼んでいる。現来、ウォールアイ(Walleye)釣りのメソッドでドロップショットリグと呼ばれるものからの転用。

な行

ナイロンライン(Nylon line, Nylon mono-filament line):
素材にナイロンも使用した単繊維(モノフィラメント)のライン。柔軟・弾力性に優れ、価格も安く、取り扱いが簡単。しかし、吸水性があり、水を吸うと強度が落ちる。また、特徴としては質量が水より低いため、基本的に水に浮く。

中通しオモリ(center-through sinker):
シンカーの中が貫通していて、ラインが通せるタイプのオモリ。テキサスリグに用いるバレットシンカーもこの一種である。バスフィッシングではキャロライナリグに用いられることが多い。ウエイトが重く、キャロライナリグ専用のシンカーも少ないため、通常は海釣り用の中通しオモリを代用する。ショップで「キャロライナリグ用シンカーをください」というと、専用のシンカーだけでなく、海釣り用のオモリを勧められるケースがある。基本的に丸形中通しオモリであれ、ナツメ型中通しオモリであれ、海釣りのもので充分に代用できる。丸形はボトム形状が伝わりやすいが、浚渫やブレイクなどの斜めになったボトム形状のスポットでは転がってしまうことがある。それを避ける場合はナツメ型を使用すればいいだろう。また、海釣り用オモリは「号表記」が多い。目安としては、1号がおよそ3.75g。ヘビーキャロライナリグに多用される5号は、3.75gx5でおよそ18.75g。6号は3.75gx6でおよそ22.5gとなる。

ナチュラルカラー(natural color、natural pattern):
本物のベイトフィッシュに近いルアーのカラーリング。

ナチュラル・ストラクチャー(natural structure):
水生植物や岩、倒木のように自然によってできたストラクチャーの総称。

ネイルシンカー(nail sinker):
アングラーによっては、ミサイルシンカー、最近ではネコリグシンカーと呼ぶ人も多い。基本的には、ワッキーリグを作ったときにソフトベイトのヘッド部分に埋め込む。また、ソフトプラスチック・ジャークベイト(ex. スラッグ・ゴー)を使用する際に、少量のウエイト加重をするために使用する。Nailとはすなわち、クギ、びょうの意。

根ガカリ(hang up):
ボトムにルアーが引っかかること。

ネコリグ(neko rig, down-shot rig, drop-shot rig):
ワッキースタイルにワームをリグし、ワームのヘッド側(もしくは両端)にネイルシンカーを埋めて使用するメソッドの名称。「根こそぎ」釣れるから、ネコリグと呼ばれはじめた由来がある。

ノーシンカーリグ(no sinker rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からノーシンカーリグの章を参照。

は行

ハードストラクチャー(hard structure):
ウイードのような水生植物ではなく、岩、リップラップ、テトラポッド、杭、取水塔など堅いストラクチャー。

ハードベイト(hard bait):
プラグのこと。プラスチック製でインジェクションを使用した大量生産モデルもあれば、ウッド製の手削りルアーもハードベイトのタイプに属し、ソフトプラスチック・ベイト以外のものを総称してハードベイトと呼ぶ。スピナーベイトハードベイトに含むアングラーも中にはいるが、それはワイヤードベイトとしてタイプ分けができる。

ハードボトム(hard bottom):
砂地ではなく、岩や砂利、岩盤、リップラップなど、堅いマテリアルがあるボトム。

バーブ(Barb):
ワームフックについている“返し”の部分。ワームにフックをセットしたときに、ワームからフックがズレることを防いだり、魚がかかったときにバレないようにする役目も持っている。

バーブレス(Barbless):
フックに“返し”がないタイプのもの。自分でプライヤーなどを使用し、バーブを潰してバーブレスにしたり、また最初からバーブレス仕様のフックも発売されている。「素早いフック外し」や「魚を傷つけない」というアングラーの意向により、バーブレスが存在する。

パイル(pile):
杭のこと。

パイロットルアー(pilot lure):
アングラーが釣りをしようとエリアに到着したとき、バスの反応をみるために最初に投げるルアー。手返しよく広範囲を攻略できるルアー、バイブレーションプラグやスピナーベイトなどを指すことが多い。

バジング(buzzing):
ガーグリングの項を参照。

パターン(pattern):
1) バスフィッシングをする上で、バスの状態を一定の法則(パターン)に当てはめ、その法則に基づいてスポットやルアーを考えていくこと。またはその行為を指す。2)ルアーの模様。

バックウォーター(back-water):
リザーバーの最上流部周辺や、源流が流れ込んできる周辺を示す。

バッグリミット(bag limit):
トーナメントにおいてウエイインに持ち込んでよい魚の尾数。それぞれのトーナメントでバッグリミットが異なる。

バット(butt):
ロッドのグリップの上の部分。

パドルテール(paddle tail):
ワームのタイプ。ボートのパドル(オール)のようなシェイプのテールが特徴。ビーバーテールともいう。

バレットシンカー(bullet sinker):
発音違いでブレットシンカーと呼ばれることもある。拳銃の弾(ブレット)に形状が似ていることから、この名称がついたといわれている。すべてのバレット系シンカーのことを総称してバレットシンカーと呼ぶこともある。中通しのオモリで、テキサス・リグやキャロライナ・リグに使用される。アメリカ・カリフォルニア州のプロポジション(条例)により、鉛の使用が制限されてきているのもあり、基本的には鉛製であるが、次世代ブレットシンカーは、タングステン製やブラス製のものが主流になると考えられる。バレットシンカーの中には鉛を剥き出しで成型してあるものもあれば、塗料で周りをコーティングし
てあるものも存在する。

バンクフィッシング(bank fishing):
岸釣り。オカッパリと呼ぶこともある

ヒートン(screw eye):
オールドルアーに用いられたラインアイの金具。現在でもハンドメイドルアーをはじめ、多くのプラスチック樹脂製の量産ルアーにも使用されている。ちなみに、この「ヒートン」という名称がどこからついたものなのかは不明のため、現時点も調査中。アメリカのオールドルアー・コレクターの知人によると、英語ではスクリュー・アイと呼ばれているらしい……。

B.A.S.S.(Bass Anglers Sportsman Society):
ビー・エー・エス・エスと読む。アメリカ人の中には、そのまま“バス”と発音する人もいる。全世界最大のバスフィッシング・トーナメント団体。基本的に150人のトッププロから形成されるバスマスター・ツアー(Bassmaster Tour)に加え、アメリカの3つの地域に分けで開催されるオープン(Western Open、Central OpenとEastern Open)。さらに、それぞれの州にフェデレーション(Federation)というトーナメントも設け、年に1度、それぞれの大会から勝ち上がった選手が世界一を決定する大会、バスマスター・クラシック(Bassmaster Classic)が開催される。また、日本、イタリア、ジンバブエにもB.A.S.S.当局より認められたフェデレーションがあり、ここから勝ち上がれば、クラシックに出られる道もある(バスマスター・クラシックも参照に)。さらに、同団体は年間10回発行のバスマスター・マガジン(BassmasterMagazine)も発行しており、この雑誌は完全年間購買というより、B.A.S.S.のメンバーになると自動的に送られてくるメンバー会報誌のようなものだ。しかし、内容はテクニック面からB.A.S.S.のトーナメント時期まで幅広く、一説に発行部数は70万部といわれているモンスターマガジンだ。

ビーズ(Beads):
テキサス・リグやキャロライナ・リグに使用するアイテムで、シンカーと抱き合わせでセットするので、カチカチとサウンドが出る。また、キラキラと光り、少なからずビーズに当たった光の反射でも魚をアトラクトしている。ガラス製のものやプラスチック製のものがある。

ピッチング(pitching):
ルアープレゼンテーションの方法。ロッドを振りかぶることなく、ロッドティップを下から上へと振り上げる力のみでルアーを飛ばすキャスティング方法。スポットがアングラーから比較的近いときに多用される。着水音も小さい。

ビジブル・ストラクチャー(visible structure):
目に見えるストラクチャー。冠水植物、抽水植物、また抽水しているハードストラクチャー(杭、橋脚、取水塔など)のこと。

PEライン(Poly-ethylene line):
ポリエチレン製のブレイデッドライン(より糸)で、吸水性や伸びがなく、直線引張強力では、ナイロンラインのおよそ2〜2.5倍。ゆえに、ラインの中では一番アタリが伝わりやすいと考えられる。価格は高めではあるが、耐久性から考えると、お値打ちなのかもしれない(釣行毎にラインを巻き変えたいアングラーには不向きか!?)。

ピッチング(pitching):
キャスティングの方法。ルアーをロッドを握っていない手に持ち、ロッドティップを下から上に手首の返しで持ち上げ、低い弾道でスポットへとプレゼンテーションする方法だ。アキュラシーがよく着水音も小さいが、飛距離はでない。手返しのよさがポイントである。

ヒラ打ち(flashing、fluttering):
ルアーのテクニックの名称。ルアーがストラクチャーにノックすることで、スイミングバランスが崩れ、ルアーがヒラリと反転した状態になること。

プリフィッシュ (pre-fish):
プラクティスの類義語。アメリカ人アングラーは、 プラをこう呼ぶことが多い。

ファームポンド(farm pond):
農畜用の池。溜め池。

ファストムービングルアー(fast moving lure):
手返しのよいルアー。スピナーベイトやクランクベイト。

ファストリトリーブ(fast retrieve):
手早くリールを巻き上げること。

フィーディング(feeding):
バスがエサをとること。

フィッシング・プレッシャー(fishing pressure):
アングラーによってバスがルアーを警戒すること。このフィッシングプレッシャーが高いフィールドでは、バスを釣るのが難しいとされる。

フィネス(fineness):
一般的には、ライトリグのことをフィネスという。しかし、とあるアングラーは通常、重めのシンカーを使用していたとすると、軽めのシンカーを使うことをフィネスと呼ぶこともある。ビッグダイビングクランクを頻繁に使用するアングラーにとっては、タイニー系プラグを使用することも、フィネスにあたるらしい。

フェザーリング(feathering):
ベイトリールでサミングがあるように、スピニングリールを使用時にルアーが適正な距離に着水するよう人差し指で軽くラインを触れること。

フォールターンオーバー(fall turn over):
気温が降下するとその影響で表層近くの水が冷たくなる。冷たくなった水は質量が重くなるので沈む。すると、水温が保たれたままだったボトム付近の水の層が表層付近の水に押され、下にあった水と入れ代わる現象。寒くなりつつある秋によく発生すること、また、夏の間に湖底にたまった水質の悪い水が巻き上げられることでバスの活性が下がることから、ターンオーバーといえば秋、つまりフォールという名前がつけられることが多い。しかし、ターンオーバー自体は季節を問わずに発生するといわれている。

フック(hook):
釣りをするために、必要不可欠なアイテム。多彩なサイズやシェイプは、その用途によって使いわける。代表的なフックのタイプには、ストレートタイプ、オフセットタイプ(ワイドゲイプ、ナロウゲイプなど)、マスバリがあり、細軸、太軸と例を挙げると切りがないほど多い。写真も参照。

●ストレートタイプ
従来、もっとも一般的であったソフトベイト用フック。今は、オフセットの方が一般的になっている。シャンクのアイよりにワームキーパーがついているが、ケンとも呼ばれている
●オフセットタイプ
現在のバスフィッシングにおいて、もっとも一般的なフック。ソフトベイトのスイミングバランスとズレを防ぐ役目や、ストラクチャー回避能力向上を目的にカウンターバランス(counterbalance:外に重心を持つの意)で再現したタイプのフックだ。ワイドゲイプはグラブのようにファットな、ナロウゲイプはスレンダーなソフトベイトにセットしたい
●マスバリ
本来、マス釣りに使用されていたフックをバスフィッシングに導入。ワームセッティングはいわゆる“ちょん掛け”で使用し、センシティブな釣りの展開時に使われることが多い。使用目的は、スプリットショットやダウンショットが多い。

フックポイント(hook point):
フックの先端の尖った部分。

フットボールヘッド(football head):
ジグヘッドの項を参照。

フライ(fry):
稚魚、小魚の群。

フライ(fly):
毛バリ。

プライマリー(primary):
「第1級の〜」 の意味。バス釣りでは、プライマリー・エリア(第1級エリア)やプライマリー・メソッド(第1級メソッド)、プライム・タイム(もっとも注目したい時間帯)などのように使われることが多い。

ブラスシンカー(brass sinker):
ブラス(真鍮)製のバレット系シンカー。ビーズを用いたテキサスリグを使用した場合、ブラスシンカーをコンビネーションさせると、ハイピッチのサウンドがえられる。

プラクティス(practice):
トーナメントのために、事前にそのトーナメント・レイクで釣りをして、バスのコンディション、ルアーチョイス、トーナメント中に釣りをするエリアなどを見極める練習のこと。大きなトーナメント団体の大会には公式プラクティス・デイが設けられている。トーナメントには“トーナメント期間”というものがあり、実際の大会期間の前に公式プラクティス日がある。この公式プラの前はオフリミット(off limit)という期間があり、そのトーナメントに参戦している選手はそのレイクで釣りをしてはいけないルールになっている。ゆえに、オフリミットからトーナメント最終日までが1つのトーナメントの区切りと考えられている。アメリカの大会ではオフリミットの初日から公式プラの初日までは約1〜2週間。このオフリミット以前にそのレイクでプラをすることをプリプラクティス(pre-practice)、またアメリカ人の多くはプリフィッシュ(pre-fish)と呼ぶ。

ブラシガード(brush guard):
ラバージグに搭載されているブラシの束で、根ガカリを防止用のもの。

ブレード(blade):
スピナー、スピナーベイトやジグスピナーなどに搭載されている薄い金属片。リトリーブ中に回転することで、キラキラと輝いたりバイブレーションすることでバスにアピールする。ブレードの形状には名称があり、コロラドタイプ、インディアナタイプ、ウィローリーフタイプなどがある。特にスピナーベイトに搭載されているブレードで1枚のものをシングルブレード、2枚のものをタンデムブレード(tandemとは2つの異なるものが重なったの意)と呼ぶが、現在は一般的にダブルブレードと称されることが多い。タンデム仕様のスピナーベイトは、コロラドブレードとウイローリーフブレードなど、異なる形状のブレードのコンビネーションとなっていることが多い。
●コロラドブレード(colorado blade):
ブレードタイプの中ではもっとも丸型のタイプ。そのため、リトリーブ時の抵抗やバイブレーションが強いが、スローリトリーブでも安定した回転をするのが特徴。ただし、抵抗が大きいため浮き上がりも早い。
● インディアナブレード(indiana blade):
コロラドブレードより細長い形状をしており、コロラドタイプに続いてリトリーブ時の抵抗やバイブレーションが強いことが特徴だが、浮き上がりはコロラドタイプほどではない。
●ウィローリーフブレード(whillowleaf blade):
3タイプの中ではもっとも細長い形状で、ウィロー(ヤナギ)のリーフ(葉っぱ)の形に似ていることからこの名がつけられた。幅が狭いためリトリーブ時の抵抗が少なく、一定のレンジをトレースするときに多用される。

ブレイク(break):
カケアガリのこと。

フレンチフライ(French fly):
寸胴でキャタピラータイプのソフトベイトの俗称。

フローター(float tube):
フロートチューブを参照。

フロートチューブ(float tube):
釣り専用に作られた浮き輪。普通の浮き輪では釣っているときに安定性に欠けるため、フロートチューブには内側に尻当てがあり、それに座った状態で水面に浮いた状態を保つ。また、アングラーはチェストハイのウエーダーを履き、足にはフィン(足ヒレ)をつける。チューブ自体の素材はゴムが一般的で、トラックのタイヤに使用されているチューブが流用されている。ゴム製のチューブではルアーのフックが刺さるなどで穴が開くこともあるので、現在ではチューブ以外の素材で作られた“沈まない”フロートチューブもある。

フロリダシンカー(Florida sinker):
バレットシンカーの内部に加工の段階で、ラインを通すためのビニール管とその周りにスプリングのようなものがついている。このスプリングをソフトベイトの先端にねじ込んで埋めることで、シンカーとソフトベイトを一体化させる役割があるのだ。ヘビーカバーが多く、フリッピングを多用するフロリダで考案されたといわれている。

フロリダリグ(Florida rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からフロリダリグの章を参照。

フロロカーボンライン(Fluorocarbon line):
フッ化炭素を原料にした単繊維ライン。高分子構造のため、ナイロンラインのように伸びが少なく、堅く、沈む。また、吸水による劣化も少なく、根ズレにも強く、巻きぐせもつきにくい。英語の発音では、「flu・o・ro・car・bon」と区切ることができる。そのため、本来の発音としては、フル・オ・ロ・カー・ボンに近い(?)。

ベジテーション(vegetation):
草木。バスフィッシングにおいては、すべての水生植物を指す。

ヘビ常(heavy tsunekichi rig, heavy down-shot rig):
ヘビー・常吉リグの省略。ヘビーダウンショットリグの項を参照。

ヘビーカバー(heavy cover):
カバーが分厚いスポット。

ヘビー・ダウンショットリグ(heavy down-shot rig):
重めのシンカーを使用したダウンショットリグで、ベイトタックルで使用されることが多い。

ベンド(bend):
基本的に、曲がったものをベンドという。バスフィッシング用語では、?フックの(シャンクとフックポイントの間の)曲がった部分。?河川の曲がったエリア。自分が川の流れてくる方角に立ち、その川が右に曲がっているとする。その曲がっている部分、左岸のスポットを“アウトサイド・ベンド”といい、右岸を“インサイド・ベンド”という。

ボトム(bottom):
湖底のこと。

ボトムバンピング(bottom bumping):
ワームやラバージグのテクニックの呼称。バンプには「こぶ、こぶを作る、持ち上げる」の意があり、ルアーをボトムで「持ち上げて、落とす。持ち上げて、落とす」をトントントンと繰り返すテクニックだ。

ポンド(pound test):
ライン強度を示す表記、記号。basswaveでは、基本的にラインはポンド表記(lb)で進める。国内で従来から用いられている「号」表記は、ラインの直径基準の表記であるのに対し、ポンドは「ラインが切れる重さ」と、ライン強度の限界を示している。たとえば、1号は4lb、3号は12lb、4号16lb。号数の4倍数でポンド表記がわかる。

ま行

マスバリ(masu-bari, circle hook):
フックの項を参照。

マンメイド・ストラクチャー(man-made structure):
人工的に作られた、もしくは置かれたストラクチャー。杭、取水塔、桟橋、テトラポッドなど。マンメイド・ストラクチャーの多くは、ハードストラクチャーでもある。

メソッド(method):
バスフィッシングでは、この単語を釣りの方法(釣法)として用いられる。

メタルジグ(metal jig):
主に金属破片でできたルアーで、基本的には偏平で重め。代表的はルアーとしては、ホプキンス(Hopkins)社のショーティー・スプーン(Shorty Spoon)がある。また、英語のジグには「急テンポの、急に上下前後の」意があり、ジャークベイトのjerkもここに語源があるらしい。その意味より、釣り具でいうジグとは水中で四方八方に動くルアーを指す。ゆえに、メタルジグ、ラバージグ、ジグミノーもジグに分類される。

モジョリグ(mojo rig):
アメリカでは、スプリットショットリグと同様に用いられるリグがある。それが通称「モジョリグ」と呼ばれているリグで、中通し式の小さいシンカーを使用するもの。スプリットショットのように直接ラインにシンカーを挟まないため、ラインにキズがつきにくく、フィネス・フィッシングを代表するリグのひとつでもある。アメリカのショップには、2つの小さな袋に入れて売られている。1つはラバースカートと“イト通し”が入っていて、もう1つの袋にはシンカー(円柱形)が入っている。シンカーは中通し式で、ここにラインとイト通しを通す。今度は反対側に出ているイト通しの中に、1本にちぎったラバースカートを入れて、イト通しをシンカーから引き抜く。ラバーはシンカーの両穴から出しておき、シンカーの穴に沿ってラバーをハサミで切ると、ラインの途中でシンカーが止まった状態になる。これがモジョリグだ。

や行
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ら行

ラージマウスバス(largemouth bass):
一般的に“ブラックバス”と呼称されるバスは、ノーザン種とフロリダ種のラージマウスバスを指す。両者は亜種とされていて、日本で確認されているほとんどはノーザン種である。フロリダ種はその名のとおり温暖なフロリダ州に移入され、大型に特化したノーザン種のこと。現在は奈良県・池原ダムではフロリダ種も確認されている。

ラインブレイク(line break):
ラインが切れること。

ラウンドヘッド(round head):
ジグヘッドの項を参照。

ラバージグ(rubber jig):
ジグヘッドにラバー(ゴム)製のラバースカートがついたもの。アングラーによっては、“ジグ”と呼ぶものもいるが、メタルジグをジグと呼ぶ人もいるため、困惑しやすい。

ラバースカート(rubber skirt):
スピナーベイトやバズベイト、またラバージグについている、ラバー製のヒラヒラ。それが衣服のスカートのようなシルエットを保っているため、ラバースカートと呼ばれている。中には、スカートというものもいる。

リーダー(leader):
キャロライナリグで表せば、スイベルからフックまでのパート。普通の釣りでは“ハリス”という。シーバス・フィッシングの場合、ショックリーダーを含むラインシステムがリーダーのパートにあたる。

リザーバー(reservoir):
発電、水利、治水、砂防などのために、河川や渓流などを堰き止める構造物・人造湖。ダムとは一般的に、コンクリートで造られた堰堤のことを指す場合もある。バスフィッシング的にリザーバーやダムといえば、高台や山中にある人造湖を表す。ちなみに、リザーバーは和製英語で、“リザーバー”とネイティブに言ってもまったく通じない。ホントの発音は、“リザボァー”に近い。

レンジ(range):
範囲のこと。バス釣り用語としては、水深のことを指すことが多く、シャローレンジ(浅場)、ミドルレンジ(中層)、ディープレンジ(深場)などのように使われる。

ロッド(rod):
つり竿のこと。バス釣りではリールを装着できるロッドを使用しなければルアーをキャストすることができないが、仕様にはスピニングロッドとベイトキャスティングロッドがある。また、ロッドには1本でできたワンピース(one piece)のものもあれば、途中から継ぎ足しができるマルチピース(multi-piece)がある。このマルチピースには、2本からなるツーピース(twopiece )やスリーピース(three piece)のものなどがある。

●ロッドテーパー(rod taper):
テーパーとはロッドがバットからティップにかけて細くなっていることを指し、先調子のロッドをファスト・テーパー(fasttaper )、胴調子のロッドをスロー・テーパー(slowtaper)という 。
●ロッドアクション(rod action):
ロッド自体の持つ力、堅さを表したもので、柔らかく軽量ルアーを投げられるように作られたアクション(ライトアクション)や堅く重量のあるルアーを使用する目的で作られたアクション(ヘビーアクション)などがある。メーカーによって堅さや表記の仕方が若干異なるが、基本的には柔らかいものから順に、ウルトラライト、ライト、ミディアムライト、ミディアム、ミディアムヘビー、ヘビー、エクストラヘビーのアクションがある。
●スピニング・タックル(spinning tackle):
軽量ルアーをキャストするには最適で、繊細な釣りに向いている。初心者にもキャストしやすいが、スピニング・タックルでアキュラシーを得るには、簡単なことではない。逆にアキュラシーはベイトタックルの方がとりやすい。
●ベイトキャスティング・タックル(bait casting tackle) :
ロッド自体がスピニングロッドに比べ堅めの作りで、重めのルアーをキャストするには最適で、ビッグフィッシュを釣り上げるにも適している。アキュラシーもつけやすいが、条件によってはバックラッシュを引き起こすこともある。

ロッドワーク(rod work):
ロッドを操作することでルアーにアクションを伝える行為。ロッドアクション。

わ行
ワームキーパー(worm keeper):
フックにある部分の名称。フックをワームにセットしたときに、ズレを防ぐ役割のあるもの。ストレートフックであれば、シャンクの上部にあるトゲ(ケン)。オフセットフックであれば、アイとシャンク部の間の曲がった部分。

ワイヤードベイト(wired bait):
スピナーベイトやバズベイトのように、ワイヤーを主軸として使用したルアーをいう。

ワッキースタイル(wacky style):
マスバリをワームボディーの真ん中にチョンがけをするメソッドの総称。ワッキーリグやネコリグもワッキースタイルの1部である。

ワッキーリグ(wacky rig):
トップページ、「ベーシックリグ」からワッキーリグの章を参照。

ワンド(cove, arroyo, cut, pocket):
湖、池、川のショアライン沿いにある、窪んでへっこんでいる部分。入り江。ちなみにワンドとは、日本語。漢字表記は「湾処」と書く。